西芳寺

  13, 2016 09:00

京都 西京区 西芳寺 苔寺 世界遺産 衆妙(しゅうみょう)門

京都西京区にある西芳寺(さいほうじ)を訪ねました。西芳寺は世界遺産に登録されている古刹で、境内が苔で覆われていることから苔寺とも呼ばれています。

参拝は完全予約制で、事前に往復はがきにて拝観の申し込みが必要となります。

京都 西京区 西芳寺 苔寺 世界遺産 参拝申し込み要領

まずは、西来堂(本堂)にて般若心経の唱和・なぞり写経を行います。般若心経をなぞり終えたら、最後に願い事を書き、ご本尊の前にお供えします。

京都 西京区 西芳寺 苔寺 世界遺産 西来堂

西来堂の襖には、堂本印象(どうもと いんしょう)の『遍界芳彩(へんかいほうさい)』が描かれています。写経を終えた後、襖を眺めながら、足のしびれが治るのを待ちます。

京都 西京区 西芳寺 苔寺 世界遺産 庭園入口の小径

本堂を出て、庭園へと向かいます。

京都 西京区 西芳寺 苔寺 世界遺産 金剛池(こんごうち)  夜泊石(やはくせき)

作庭は夢窓疎石(むそうそせき)で、池の周りを回遊して楽しむ「池泉回遊式(ちせんかいゆうしき)庭園」と、水を用いずに山水を表した「枯山水(かれさんすい)庭園」の2つから成っています。

京都 西京区 西芳寺 苔寺 世界遺産 夕日ヶ島 朝日ヶ島

心の字を形どる黄金池(おうごんち)の周囲は、ビロードのような苔の絨毯で覆われており、木漏れ日がつくる陰影が、幻想的な世界を生み出しています。

京都 西京区 西芳寺 苔寺 世界遺産 霧島

しかしながら、境内を覆う苔は夢窓疎石の時代からあったものではなく、戦火や洪水で寺が荒廃するうちに自生したものです。

京都 西京区 西芳寺 苔寺 世界遺産 夕日ヶ島 鎮守堂

現在の苔むした景観が、人々に忘れ去られた故に、自然の力と長い歳月によって生み出されたものだと思うと、感慨深いものがあります。

京都 西京区 西芳寺 苔寺 世界遺産 奥に夕日ヶ島

黄金池から離れていくと、極楽浄土のような非日常の空間が、次第に凛とした冷たい雰囲気へと変わっていきます。

京都 西京区 西芳寺 苔寺 世界遺産 向上関(こうじょうかん)

向上関(こうじょうかん)をくぐり、石の階段を登っていきます。

京都 西京区 西芳寺 苔寺 世界遺産 指東庵(しとうあん)

山道を登ると、指東庵(しとうあん)があります。

京都 西京区 西芳寺 苔寺 世界遺産 指東庵(しとうあん) 夢窓疎石

お堂の中には夢窓疎石の像が安置されており、その視線の先に枯山水があります。

京都 西京区 西芳寺 苔寺 世界遺産 枯山水 枯滝石組

鯉が三段の滝を登って龍になるという中国の故事『登竜門』をモチーフにした枯滝石組で、滝の途中には、鯉魚石(りぎょせき)と呼ばれる、“滝を登って龍になろうとする鯉”を表す石が据えられています。

京都 西京区 西芳寺 苔寺 世界遺産 枯山水 枯滝石組 鯉魚石(りぎょせき)

山水に得失なし。得失は人心にあり。西芳寺参拝は、初心に戻り自分自身を見つめ直す、良い機会となりました。

京都 西京区 西芳寺 苔寺 世界遺産 須弥岩組(しゅみせんいわぐみ)

その他の写真はアルバムにまとめています。

京都 西京区 西芳寺 苔寺 世界遺産 御朱印

最後に御朱印をいただきました。両開きで迫力があります。

京都 西京区 西芳寺 苔寺 世界遺産 元祖苔乃茶屋

お昼は西芳寺のほど近くにある『元祖 苔乃茶屋』でいただきました。

蕎麦が見えないほどたっぷりのとろろに、卵と苔寺をイメージした青海苔が振り掛けられた『門前とろろそば』がお店の看板メニューです。

京都 西京区 西芳寺 苔寺 世界遺産 元祖苔乃茶屋 門前とろろそば つくね芋

とろろはつくね芋で、長芋とは違う、きめ細かい泡のような食感が新鮮でした。

西芳寺へは、京都バス73系統「嵐山・苔寺 すず虫寺」行きを利用しました。
途中観光名所である渡月橋をバスで渡るので、少し高い視点から桂川を眺めることができます。片道230円。時間は掛かりますがオススメのアクセスです。

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